看板の修理

記事の監修者
監修者の画像

葛西 晋(かさい しん)

1981年生まれ・看板屋歴25年

会社情報
〒036-8065 青森県弘前市西城北 2-6-17
TEL 0172-34-5599 FAX 0172-31-0520

お店や会社の看板は、いつも目にする大切な存在ですが、風や雨、強い日差しにさらされることで、少しずつ傷んでしまいます。

看板が色あせたり、汚れが目立ったりすると、お店の印象にも影響が出ることもあります。劣化が進むと安全面でも心配なことが増えてきます。

看板を長く使い続けるためには、定期的なメンテナンスや適切な修理が大切です。

本記事では、費用を抑えながら、安心して看板を管理する方法について、分かりやすくご紹介します。

「看板の状態が気になる…」どうして修理が大切なの?

お店や会社の看板は、時間が経つにつれて汚れたり、傷んだりするものです。

雨や風、紫外線の影響で少しずつ劣化が進むと、見た目が悪くなるだけでなく、安全面でも心配な状態になることもあります。

大切な看板を長く使い続けるためには、こまめな点検や修理を行いましょう。

時間が経つにつれて安全面に不安が生じる

看板は長く使い続けるうちに、風雨や紫外線の影響で少しずつ劣化していきます。

金属製の看板は錆びたり、木製のものは腐ったりすることがあります。プラスチックやアクリル製の看板は、ひび割れや色あせが起こることも少なくありません。

特に注意したいのが、看板の固定部分です。劣化が進むと支えが弱くなり、強風や地震で倒れたり、部品が落ちたりする危険性があります。

電飾看板やLED看板は、配線のトラブルで点灯しなくなるだけでなく、ショートや漏電のリスクもあります。

お店の入口にある看板は、多くの人が近くを通るものです。万が一、破損した看板が落ちてしまうと、大きな事故につながる可能性があります。

看板の事故を防ぐためにも、定期的な点検や修理を行い、安全な状態を保つことが大切です。

看板を放置するとお店の魅力が損なわれることも

看板はお店の第一印象を決める大切なものです。色あせたり、汚れが目立ったりすると、お店全体の印象が悪くなってしまいます。

塗装が剥がれていたり、文字が見えづらくなっていたりすると、「ここは大丈夫かな?」とお客様が不安に思うこともあります。

電飾看板やLED看板なら、電球が切れて一部しか光っていないと、なんだか寂しい雰囲気になってしまいます。「お店が営業していないのかな?」と思われることもあるでしょう。

また、飲食店や美容室など清潔感が大切なお店では、看板が古びていると、お店の衛生管理まで疑われてしまうこともあります。

いくら良い商品やサービスを提供していても、看板が傷んでいると、お客様の足が遠のいてしまうかもしれません。

看板をきれいに保つことは、お店のイメージを守ることにつながります。定期的に看板を修理して、いつでもお客様に良い印象を持ってもらえるようにしましょう。

修理費用と見積もりの基本を知ろう

看板の修理費用は、種類や傷み具合によって大きく変わります。

簡単な修理で済むこともあれば、高所作業や大がかりな補修が必要になることもあります。

安心して修理を依頼するためには、見積もりの仕組みを知り、費用の目安を抑えておきましょう。

看板の種類で変わる費用の目安

看板の修理費用は、看板の種類や状態によって大きく変わります。

サイズが小さく、簡単な修理で済むものは比較的安価ですが、大型の看板や高所に設置されている看板は修理費用が高くなる傾向があります。

以下に、看板の種類ごとの修理費用の目安を表にまとめました。

看板の種類修理費用の目安備考
スタンド看板5,000円~板面の交換や照明の修理が中心
壁面看板20,000円~取り付け位置やサイズによって変動
袖看板(突き出し看板)10,000円~照明やフレームの補修が主な修理内容
ボール看板50,000円~高所作業が必要な場合は追加費用あり
ネオン看板5,000円~文字の修理や照明の交換が中心
プレート・ウィンドウシート5,000円~貼り替えや表面加工の修理
高所作業費(別途)15,000円~高所作業車を使う場合に追加

軽微な補修で済む場合もあれば、大がかりな作業が必要になることもあるため、正確な見積もりを知りたい場合は、現地調査を依頼すると安心です。

現場調査によって実際の費用がわかる

看板の修理費用は、看板の種類や破損の程度によって大きく変わります。料金表を見れば大体の目安はわかりますが、正確な金額を知るには現場調査が欠かせません。

現地での状態を確認せずに見積もりを出すと、修理が始まってから「予想よりも劣化が進んでいた」「追加の補修が必要になった」といったことが起こり、結果的に費用が高くなるケースもあります。

現場調査では、看板のサイズや設置場所、劣化の状態を細かくチェックします。

例えば、壁面看板なら固定部分のサビや傷み、スタンド看板ならフレームの歪みや照明の状態などを確認し、必要な作業を明確にします。

また、高所にある看板や大型のポール看板の場合は、安全に作業できるかどうかも判断します。

実際の費用を知るには、無料で現地調査を行っている業者に相談するのがおすすめです。見積もりを取ることで修理の優先度や必要な工事が明確になり、無駄なコストを抑えられます。

「修理が必要か迷っている」という場合でも、調査を依頼することで状態を把握できるので、気になることがあれば早めに相談しましょう。

看板は自分で直す?それともプロに頼む?

看板が傷んできたとき、自分で直せるのか、それともプロに頼んだほうがいいのか、迷うことがあるかもしれません。

簡単な修理ならDIYで対応できることもありますが、安全面や仕上がりを考えると、専門業者にお願いしたほうが安心な場合もあります。

どちらが適しているかを知って、無理のない方法を選びましょう。

DIYに挑戦するときのコツ・注意点

看板の修理は、自分でできる作業もあります。

例えば、電球の交換やスタンド看板のキャスター取り付け、表示面の張り替えなどは、比較的簡単な作業なので、道具さえそろえれば挑戦できることもあります。

ただし、事前に作業手順をしっかり確認し、必要な道具を準備して、安全に進めることが大切です。

一方で、看板のフレームが曲がっていたり、支柱がぐらついていたりする場合は注意が必要です。無理に修理しようとすると、看板の強度が下がり、安全性に問題が出ることもあります。

特に電飾看板やLED看板の場合、電気配線のトラブルがあると感電やショートのリスクがあるため、専門知識がない場合は無理をしないほうがよいでしょう。

DIYで修理するなら、簡単な部分にとどめて、難しい作業や危険が伴う修理は無理せず専門業者に相談するのが安心です。

専門業者に任せるほうが安心できる?

看板の修理は、自分でできるものもありますが、多くの場合、専門業者に任せたほうが安全で確実です。

特に、屋根や建物の高い場所に設置されている看板や、大きなサイズのものは、自力での修理は難しく、無理をすると事故につながることもあります。

また、看板の破損を放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、安全性にも影響を及ぼします。

支柱がぐらついていたり、ボルトが緩んでいたりすると、強風などで看板が倒れる危険性もあります。修理の際は、単に壊れた部分を直すだけでなく、全体の点検を行うことも大切です。

専門業者に依頼すると、看板の状態をしっかり確認したうえで、適切な修理をしてもらえます。

特に電飾看板やLED看板の場合、電気系統の修理が必要になることも多いため、プロにお願いするほうが安心です。

失敗しない看板修理業者の選び方

まずは実績や口コミから信頼できるかを見極める

看板の修理を頼むときは、まず業者の実績や口コミを確認するのがおすすめです。

施工実績が多い業者は、さまざまな種類の看板に対応しており、修理の技術も安定しています。

特に、長く営業している業者は、地域の気候や環境に合った修理方法をよく知っているので安心です。

口コミも大事なポイントです。インターネットのレビューや、実際に依頼した人の評判を参考にすると、業者の対応や仕上がりの質が分かります。

「対応が早かった」「仕上がりがきれい」「説明が丁寧」といった声が多い業者なら、信頼して依頼できるでしょう。

また、業者のホームページで過去の施工例をチェックするのも良い方法です。修理前後の写真を載せている業者なら、どんな仕上がりになるのかイメージしやすくなります。

複数の見積もりを取って比較しよう

看板の修理費用は、業者によって違うため、できるだけ複数の業者に見積もりをお願いしましょう。費用だけでなく、作業内容や材料の違いも比較することで、適正な価格が分かります。

見積もりを比べるときは、金額の安さだけでなく、「どんな作業が含まれているのか」を確認するのが大切です。

例えば、「材料費」「作業費」「撤去費用」などが細かく記載されている業者なら、追加料金の心配が少なくなります。

無料の現地調査をしてくれる業者もあるので、看板の状態を見てもらいながら、修理方法や費用について詳しく聞いてみることをおすすめします。

看板を長く使うためのメンテナンス

定期点検でトラブルを未然に防ぐ

看板はお店や会社の顔となる大切なものですが、時間が経つにつれて劣化してしまうことは避けられません。

定期的に点検を行うことで、大きなトラブルを防ぎ、長く使い続けることができます。

例えば、金属部分がサビていないか、ネジが緩んでいないかをチェックするだけでも、看板の安全性が大きく変わります。

また、電飾看板なら、ライトがつかなくなったり、ちらついたりしていないかを確認することも大切です。

看板の小さな異変を見つけて早めに対応すれば、修理費用を抑えられることもあります。

特に高い場所に設置されている看板は、自分で点検するのが難しいため、専門の業者に依頼するのもおすすめです。

防水とUV対策でいつでもキレイを保つ

屋外に設置された看板は、雨や紫外線の影響を受けやすく、そのままにしておくと劣化が進んでしまいます。

そこで、ちょっとした工夫をするだけで、キレイな状態を長く保つことができます。

雨対策としては、防水スプレーやコーティング剤を使うのがおすすめです。

特に木製や紙製の看板は水に弱いため、しっかりと保護しておくと安心です。電飾看板なら、水が入り込まないようにシーリング処理をしておくと、故障のリスクを減らせます。

また、紫外線対策にはUVカットフィルムを貼る方法があります。強い日差しを浴び続けると、色あせや劣化